簡易鉛筆(使い捨て鉛筆) プラスチック鉛筆 『ペグシル』

UNIQUEPENCIL pegcil
大阪本社:06-6867-0181 東京支店:03-5881-6551
営業時間:9:00〜17:30(土日祝日は休業)
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簡易鉛筆、プラスチック鉛筆、ゴルフ場のスコアカード用鉛筆(スコア鉛筆)として親しまれている「ペグシル」などオリジナルゴルフ場製造・販売の岡屋(OKAYA)です。
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ペグシルの歴史

簡易鉛筆(プラスチック鉛筆)『ペグシル』などゴルフ場製品の岡屋(コメント)
簡易鉛筆、プラスチック鉛筆、ゴルフ場のスコアカード用鉛筆として親しまれている「ペグシル」などオリジナルゴルフ場製造・販売の岡屋です。
誰もが一度は手にされたことがあるのではないでしょうか。製品化されてから、30年以上、ほとんどモデルチェンジもされずに生産され、ゴルフ場などですっかりおなじみの筆記具になりました。ところが、今でも見たことあるけど名前は・・・・・・という人が多いのではないでしょうか。
一般的に、プラスチック鉛筆、簡易鉛筆、ゴルフ鉛筆、アンケート鉛筆、スコア鉛筆、使い捨て鉛筆などと呼ばれているペグシル。名前の由来や生い立ちについては、ほとんど知られていません。そこで、岡屋が生んだ『ペグシル』について、トリビアな知識をここでまとめてご紹介し、すこしでも名前を覚えて頂きたいと思います。
簡易鉛筆(プラスチック鉛筆)『ペグシル』などゴルフ場製品の岡屋(コメント)2
簡易鉛筆、プラスチック鉛筆、ゴルフ場のスコアカード用鉛筆として親しまれている「ペグシル」などオリジナルゴルフ場製造・販売の岡屋です2
当時、ゴルフ場ではスコアをつけるのに、4〜5cmの短い鉛筆を使っていました。これは、JIS規格18cmの鉛筆で塗りむら等がでたB級品をカットしたもの。持つと掌に入ってしまうために極めて書きにくく、芯も折れやすい。そのうえ、ポケットに入れると、ティーやマーカーと混ざって出しにくく、ごそごそやってると、ポケットが真っ黒になる。ゴルファーは、誰もが不便に感じていました。昭和49 年の初秋のことです。ゴルフ場の売店でジュースを飲もうとしたところ、残っていたのは牛乳だけ。仕方なく牛乳びんを手にとって、キャップをはずそうとしたときに手にしたのは、当時よく使われていた、牛乳びんのキャップをはずす針の付いた小さな栓抜き…「この針を鉛筆の芯に変えたら・・・」すぐさま、持っていたスコアカードに挟んでみたら、長さといい、扁平具合といい、ちょうどいい。こうして、ペグシルという製品アイデアが生まれたのでした。
簡易鉛筆(プラスチック鉛筆)『ペグシル』などゴルフ場製品の岡屋(コメント)3
簡易鉛筆、プラスチック鉛筆、ゴルフ場のスコアカード用鉛筆として親しまれている「ペグシル」などオリジナルゴルフ場製造・販売の岡屋です。3
「金型を作ってくれないか」。金型業者に知り合いもない中、電話帳を繰って電話をかけました。突然の依頼に金型業者も戸惑っていましたが、なんとか熱意が通じたらしく、応じてくれました。実は、プラスチック成型にかかわったのはこの時が初めて。素人目には金型さえできれば簡単に製品ができるように思えたペグシルでしたが、実際には何度も試行錯誤を繰り返しています。というのも、鉛筆の芯はJIS規格で定められてはいますが、直径は1.9-2.2mmと10分の数ミリのばらつきがあるのに対し、プラスチック成型は1000分の1ミリ単位の精巧さ。当然、芯は入らないか、抜け落ちるか、ということになります。夫婦二人三脚であれこれと試行錯誤を重ねた末、プラスチック製の「柄」の先端部に鉛筆の芯を挿入する基本形がようやく出来上がりました。
簡易鉛筆(プラスチック鉛筆)『ペグシル』などゴルフ場製品の岡屋(コメント)4
クリップペンシル、簡易鉛筆、ゴルフ鉛筆、アンケート鉛筆など呼ばれているペグシル4
おりしも、ジャンボ尾崎の登場でゴルフ人口が急増する一方で、鉛筆は品質が向上してB級品が出ないようになっていました。そこで、「ペグシルの需要は大いにある」と見て、全国のゴルフ場を巡り営業を行ったのですが、これがなかなか売れない。「ゴルフはイギリスの伝統ある紳士のスポーツ。こんなプラモデルのおもちゃのような鉛筆では・・・」と、ゴルフ場側の反応は冷たいものばかりでした。受注が取れないまま、ただ名刺を配る日々がしばらく続いた後、ある名門ゴルフ倶楽部へ営業に赴いた時のこと。その支配人が「これはなかなか面白い。試しに1000 本だけもらおうか」という返事をくれたのです。ただし、「1本8円くらいしか出せないよ」と。単価20円程のコストがかかっていた当時のペグシルにとっては厳しい条件でしたが、「まず使ってもらうこと。使ってもらえればペグシルの良さを分かってくれるはず」と、採算を度外視してその場で注文に応じました。売れ始めたのは、それからです。名門のゴルフ倶楽部が使ったということは絶大なPR効果があり、「あぁ、その鉛筆なら以前営業に来ていたな・・・」ということであちこちから注文が入るようになったのです。
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クリップペンシル、簡易鉛筆、ゴルフ鉛筆、アンケート鉛筆など呼ばれているペグシル5
こうして、ゴルフ場の簡易鉛筆(プラスチック鉛筆)として利用されるようになったペグシルですが、やがて、競馬や競輪のマークシートや、コンサートや演劇などのイベントでのアンケート、販売促進のDM、ホテルの備品などへと、簡易鉛筆(使い捨て鉛筆)として様々用途に広がっていきました。黒字になるまでには、開発から約9年の歳月を費やしましたが、今では、月産1000万本のビジネスに成長し、丹波篠山にある工場をフル稼働させて、大きな需要に応えています。こうして、岡屋のペグシルは、日本だけでなく、海外でもスタンダードな筆記具として、皆さんに知られる存在となったのです。
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